食事でむせる・飲み込みにくいときは、どこに相談する?歯科でできること
むせや、食べにくさは、お口の機能が落ちてきたサインかもしれません。相談先と、歯科でできることをご案内します。
この記事のポイント
- 厚生労働省は、高齢になると、噛めない・飲み込めない・むせる・滑舌が悪くなる・口が乾くなどの症状が多く見られる、としています。
- 気になるときは、歯科健診や歯科受診の場で、歯科医師・歯科衛生士に相談することが勧められています。
- 歯科医院では、噛む・飲み込む・発音・唾液の出方などを総合的に評価して、お口の機能を管理します。
- 通院が難しい場合は、訪問歯科も選べます。
こんな様子はありませんか
厚生労働省の広報誌では、高齢になると、次のような口の機能の低下が多く見られる、と説明されています。
- 噛めない
- 飲み込めない
- むせる
- 滑舌が悪くなる
- 口が乾く
e-ヘルスネット(厚生労働省)は、噛む力や、舌・唇の動きが衰えると、食べられるものが限られ、栄養が不足しやすくなると説明しています。柔らかく、食べやすいものばかりを選ぶようになったときも、お口の機能が落ちているサインのひとつです。
ケアマネジャーの方に向けた、気づきたいサインの整理は、ケアマネジャーが訪問歯科に相談するタイミングをご覧ください。
相談先
厚生労働省の広報誌は、気になる症状があれば、歯科健診や歯科受診の場で、歯科医師や歯科衛生士に相談するよう呼びかけています。ふだんから通える「かかりつけ歯科医」を持つことも勧められています。
あわせて、ふだんの様子を知っているかかりつけ医や、介護サービスを利用中であればケアマネジャーにも、むせや食べにくさを伝えておくと、必要な支援につながりやすくなります。
歯科でできること
e-ヘルスネットによると、歯科医院では、噛む・飲み込む・発音する・唾液が出るといった働きを総合的に評価して、お口の機能を管理します。
- 入れ歯が合わないとき: 噛みにくさの原因が入れ歯にある場合は、調整や作り直しを行います(入れ歯が合わなくなったサイン)。
- お口のケア: 汚れをとり、清潔に保つ口腔ケアを行います(誤嚥性肺炎と口腔ケア)。
- 飲み込む力を保つ取り組み: 口腔体操など、口腔リハビリの考え方をご案内します(嚥下(飲み込み)機能とは?)。
どの方法が合うかは、お口やのどの状態によって変わります。まずは、状態を拝見したうえで判断します。
すぐに受診が必要なとき
急な体調の変化があるときは
息が苦しい、ぐったりしている、高い熱が続くなど、急な体調の変化があるときは、歯科への相談を待たず、かかりつけ医や救急など、医療機関にすぐ連絡してください。
通院が難しいとき
外出がつらくなったり、入院をきっかけに歯科への通院が途切れたりして、相談そのものが難しい場合は、歯科医師と歯科衛生士がご自宅や施設に伺う、訪問歯科も選べます。当院の診療費用は、すべて保険適用で、交通費・出張費はかかりません(足利市伊勢町から半径16km以内)。
訪問歯科の呼び方や、対象の方は、訪問歯科・歯科訪問診療・出張歯科の違いは?で説明しています。
よくあるご質問
食事でむせるようになったら、すぐに歯科に行くべきですか?
むせは、お口やのどの機能が落ちているサインのひとつです。気になる症状があれば、歯科健診や歯科受診の場で、歯科医師や歯科衛生士に相談することが勧められています。ただし、息が苦しい、高い熱が続くなどの急な変化があるときは、すぐに医療機関に連絡してください。
歯科で、飲み込みの相談はできますか?
できます。歯科医院では、噛む・飲み込む・発音する・唾液が出るといった働きを総合的に評価して、お口の機能を管理します。
通院が難しい場合も、相談できますか?
はい。当院は訪問歯科専門で、ご自宅や施設に伺います。診療費用はすべて保険適用で、交通費・出張費はかかりません。
ご家族やケアマネジャーからの相談でもよいですか?
はい。ご家族・ケアマネジャー・施設の方からのご相談も、お受けしています。
出典・参考資料
各資料の内容は、2026年10月25日に原文で確認しました。最新の情報は、各資料の公表元をご確認ください。
このコラムについて
公的な資料と、当院の公式な案内をもとに作成しています。内容は一般的な情報です。診断や治療方針は、実際にお口を拝見したうえで歯科医師が判断します。