COLUMN

嚥下(飲み込み)機能と口腔リハビリ|食べる力を保つために

飲み込む力を保つための、口腔リハビリの考え方をご紹介します。

コラム原稿: 院長が校閲した記事をもとに再構成更新: 2026年10月4日

この記事のポイント

  • 嚥下(えんげ)とは、食べ物や飲み物を飲み込む働きです。頬・舌・のどの筋肉が関わっています。
  • 口腔リハビリは、お口まわりの筋肉を動かして、飲み込む力を保つ取り組みです。
  • 厚生労働省は、パタカラ発音訓練や口腔体操などを続けることを紹介しています。
  • 始める前に、歯科医師やかかりつけ医にご相談ください。

嚥下機能と、口腔リハビリ

嚥下(えんげ)とは、食べ物や飲み物をお口からのどへ送り、飲み込む働きです。この働きには、頬や舌、のどの筋肉が関わっています。年齢や病気によって筋力が落ちると、むせや誤嚥が起こりやすくなります。

「口腔リハビリ」は、お口やのどの筋肉を動かすことで、飲み込む力を保ち、食事を安全に楽しめるようにする取り組みです。嚥下反射(飲み込むときの反応)を高める筋力の訓練や、飲み込みの練習などを行います。

口腔体操の例

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、舌や唇、頬の動きを保つために、パタカラ発音訓練(「パ・タ・カ・ラ」と発音する口腔機能の訓練)や口腔体操などを続けましょう、と紹介されています。

  • パタカラ発音訓練: 「パ」「タ」「カ」「ラ」を、はっきり繰り返し発音します。
  • 口腔体操: 頬・唇・舌をしっかり動かして、お口まわりの筋肉を使います。

お口まわりの動きを保つことで、食べる・飲み込む力を保つことにつながります。

始める前に

むせやすい方や、体調がすぐれない方は、方法に注意が必要です。歯科医師やかかりつけ医に相談してから行ってください。

ガイドライン・公的資料では

日本呼吸器学会の『成人肺炎診療ガイドライン2017』は、肺炎の予防として、口腔ケアを行うことを「弱く推奨」しています。厚生労働省の『口腔機能向上マニュアル』(平成21年)は、高齢者が一生おいしく、楽しく、安全な食生活を営むための、口腔機能向上の考え方と進め方を示しています。

嚥下機能の低下がご心配な方は、ぜひ早めにご相談ください。

ご相談ください

嚥下機能の低下や、口腔ケアについてお悩みの方、ご家族、施設の方は、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問

嚥下機能とは何ですか?

食べ物や飲み物を口からのどへ送り、飲み込む働きのことです。お口やのどの筋力が弱くなると、むせや誤嚥が起こりやすくなります。

嚥下体操は、自分で始めてもよいですか?

むせやすい方や、体調によっては、方法に注意が必要です。始める前に、歯科医師やかかりつけ医にご相談ください。

嚥下機能の低下について、訪問歯科で相談できますか?

はい。嚥下機能の低下や口腔ケアについてお悩みの方、ご家族、施設の方は、ぜひご相談ください。

出典・参考資料

各資料の内容は、2026年10月4日に原文で確認しました。数値は公表時点のものです。最新の情報は、各資料の公表元をご確認ください。

このコラムについて
地域紙に連載した記事広告(2024年)の内容(院長が校閲したもの)をもとに、公的な資料で出典を確認し、Web用に加筆・再構成しました。内容は一般的な情報です。診断や治療方針は、実際にお口を拝見したうえで歯科医師が判断します。

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