訪問歯科・歯科訪問診療・出張歯科の違いは?呼び方と、診てもらえる方
呼び方はいろいろですが、通院が難しい方のところへ歯科医師が出向く診療、という点は同じです。
この記事のポイント
- 「訪問歯科」「訪問歯科診療」「歯科訪問診療」「出張歯科」は、多くの場合、同じ意味で使われます。
- 国の説明では、歯科訪問診療は、通院が困難な患者さんの求めに応じて、歯科医師が居宅等に赴いて行う診療です。
- 通院が困難かどうかは、患者さんの心身の状況に基づいて、個別に判断されます。
- 当院の診療費用は、すべて保険適用です。交通費・出張費はかかりません(足利市伊勢町から半径16km以内)。
呼び方の違い
探すときに見かける言葉は、いくつかあります。
- 訪問歯科・訪問歯科診療: 一般的な呼び方です。
- 歯科訪問診療: 医療保険での診療の項目名(歯科訪問診療料)に使われる言葉です。
- 出張歯科: 一般的な言い方で、多くの場合は、上のものと同じ意味で使われます。
当院では、どの言い方でも、通院が難しい方のご自宅や施設に、歯科医師と歯科衛生士が伺う診療としてお受けしています。電話で「出張で診てほしい」とお伝えいただいても、問題ありません。
ただし、対応する地域、診療の内容、費用の扱いは、医院によって異なります。頼む前に、対応エリアと、保険の扱いをご確認ください。
診てもらえる方
国の説明では、歯科訪問診療は、「通院が困難な患者の求めに応じて歯科医師が居宅等に赴いて行う診療」とされています。通院が困難かどうかは、「患者の心身の状況に基づいて個別具体的に判断」されます。
目安として、「常時寝たきりの状態またはこれに準ずる状態」や、「疾病、傷病のため通院による歯科治療が困難な方」が挙げられています(平成14年の政府答弁書が引用する、厚生労働省の事務連絡による)。
当院では、次のような方のご相談をお受けしています。
- 高齢の方
- 身体に障がいのある方
- 介護が必要な方
- そのほか、通院が難しい方
「通院は、まだできるが、つらくなってきた」という段階でも、まずはご相談ください。
通院が途切れたとき
厚生労働省の広報誌では、高齢になると、外出が難しくなったり、病気を抱えて歯科治療の優先順位が下がったり、入院をきっかけに歯科への通院が途切れたりすることがある、と指摘されています。
同じ広報誌は、かかりつけ歯科医の役割として、外来診療に加えて、訪問歯科診療の提供体制を確保することを挙げています。自分の医院で訪問診療を行わない場合は、訪問診療を行う医療機関と連携して、役割を分担するとしています。
通院が難しくなっても、歯の治療や、お口のケアをあきらめる必要はありません。
費用と、対応エリア
- 費用: 当院の診療費用は、すべて保険適用です。1割負担の場合、1回あたり2,000円前後が自己負担の目安です。くわしくは、訪問歯科の費用・料金はいくら?をご覧ください。
- 交通費・出張費: かかりません。
- 対応エリア: 足利市伊勢町1丁目5-1から、半径16km以内です。郵便番号・住所から、訪問できるかを調べられます。
頼み方
お電話(070-3795-2011)かLINEで、お住まい(または施設名)と、お困りのことをお知らせください。ご家族やケアマネジャーの方からのご相談も、お受けしています。依頼の流れと、準備するものは、訪問歯科を頼むまでの流れにまとめています。
よくあるご質問
出張歯科と訪問歯科は、違いますか?
多くの場合は、同じ意味で使われます。通院が難しい方のところへ、歯科医師が出向いて診療する点は同じです。ただし、対応する地域・診療内容・費用は医院によって異なるため、依頼の前にご確認ください。
訪問歯科は、保険が使えますか?
当院の診療費用は、すべて保険適用です。1割負担の場合、1回あたり2,000円前後が自己負担の目安です。
どんな人が、診てもらえますか?
通院が困難な方が対象です。通院が困難かどうかは、患者さんの心身の状況によって、個別に判断されます。迷う場合は、お電話でご相談ください。
ご家族やケアマネジャーが、代わりに依頼してもよいですか?
はい。ご家族・ケアマネジャー・施設の方からのご相談も、お受けしています。
どんな治療をしてもらえますか?
入れ歯の作製・調整、口腔ケア・口腔機能管理、むし歯・抜歯などの一般歯科です。くわしくは、診療内容・設備をご覧ください。
出典・参考資料
- 参議院「知的障害者及び精神障害者に係る歯科訪問診療料の算定基準に関する質問に対する答弁書」(平成14年7月19日)
- 広報誌「厚生労働」2022年6月号 特集「年代別にやるべき予防とお口のケアを紹介」(厚生労働省)
- 当院「料金の目安」
政府答弁書は平成14年(2002年)のものです。現在の運用については、厚生労働省の最新の通知でご確認ください。各資料の内容は、2026年10月25日に原文で確認しました。
このコラムについて
公的な資料と、当院の公式な案内をもとに作成しています。内容は一般的な情報です。診断や治療方針は、実際にお口を拝見したうえで歯科医師が判断します。