COLUMN

お口の健康は全身の健康につながる?歯周病・誤嚥・糖尿病との関係

お口の中の環境は、全身の健康とつながっています。歯周病・誤嚥・糖尿病との関係を解説します。

コラム原稿: 院長が校閲した記事をもとに再構成更新: 2026年10月4日

この記事のポイント

  • 歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患など、さまざまな全身の病気と関連していることが報告されています。
  • お口の細菌を誤嚥すると、肺炎などの呼吸器の感染症につながることがあります。
  • 歯周病と糖尿病の間には、双方向の関連があるといわれています。歯周治療で、血糖コントロールの指標(HbA1c)に改善が見られたとも報告されています。

歯周病と全身のつながり

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨に起こる病気です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、歯周病が、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチなど、さまざまな全身の病気と関連していることが報告されている、と説明されています。

誤嚥と肺炎

お口の中の細菌が、食べ物や唾液と一緒に誤って気管に入る(誤嚥する)と、肺炎や気管支炎などの呼吸器の感染症を引き起こすことがあります。くわしくは誤嚥性肺炎と口腔ケアをご覧ください。

糖尿病との関係

歯周病と糖尿病の間には、双方向の関連があるといわれています。歯周病のある糖尿病の方が歯周治療を受けると、血糖コントロールの指標であるHbA1cに改善が見られる、と報告されています。糖尿病の治療を受けている方は、お口の状態にも気を配ることが大切です。

高齢の方や、介護が必要な方こそ、お口の環境を大切に

お口の中の環境は、全身の健康と深く関わっています。高齢の方や身体の不自由な方では、特に大切です。ご本人だけでなく、ご家族や施設のスタッフの方にも、歯とお口の健康に関心を持っていただければと考えています。

ご注意

このページは、一般的な情報です。「歯周病があるから必ず病気になる」という意味ではありません。お身体の状態に応じた判断は、歯科医師やかかりつけ医にご相談ください。

よくあるご質問

歯周病は、お口だけの病気ではないのですか?

歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患など、さまざまな全身の病気と関連していることが報告されています。お口の健康は、全身の健康とつながっています。

お口のケアで気をつけることは何ですか?

日々の歯みがきや入れ歯の手入れに加え、定期的に歯科医師や歯科衛生士に診てもらうことが大切です。ご自身での手入れが難しい場合は、訪問歯科にご相談ください。

出典・参考資料

各資料の内容は、2026年10月4日に原文で確認しました。数値は公表時点のものです。最新の情報は、各資料の公表元をご確認ください。

このコラムについて
地域紙に連載した記事広告(2024年)の内容(院長が校閲したもの)をもとに、公的な資料で出典を確認し、Web用に加筆・再構成しました。内容は一般的な情報です。診断や治療方針は、実際にお口を拝見したうえで歯科医師が判断します。

電話する LINEで相談